2007.11.29
台湾|台北
ノスタルジック九分
台湾の九分は日本統治時代に金の採掘により栄えた町。一次は衰退したものの、映画「非情城市」のロケ地となった事、「千と千尋の神隠し」のモデルになった町と紹介され再復興を遂げた観光地である。調べてみたら台北市内から市バスで1本で行けるみたい。
地下鉄MRTの忠孝復興駅前から九分行きの直行バスが出てます。バスに乗り1時間くらいすると海辺が見えてきて、そこからグネグネと山道を走り高台まで上がった辺りで人混みを発見。どうやら九分に到着したようです。
細い路地には所狭しと商店が並んでいます。特に小吃(シャオチー)という小皿の料理を出す店の多い事。ただ、入り口にスターバックスがあったのは興ざめしました。少し道をそれると民宿らしき建物がたくさんあります。気が付いたら一番下まで降りてしまった様です。再び階段を上がっていると、確かに「千と千尋」の町っぽい感じがチラホラ。台湾人の若者から、ツアーで来ている日本人の姿もよく見かけました。台湾北部の一大観光地になってるよう。階段を上っているとレストラン、コーヒー屋の客引き合戦です。ただ強引という事もなく、軽く声をかける感じが実はいかがわしい店の類ではなかろうか思ったのは私だけでしょうか。坂道に疲れたので小休憩。九分の醍醐味「小吃巡り」を開始です。
まずは魚の団子「魚丸湯」NT30(約90円)を頂きます。何魚が原料かさっぱりわかりません。メニューを見ても何々丸ばかりで、中身の想像すらできません。弾力ある”つみれ”みたいです。味はまずまず。
次に行ったのはタロイモ団子「芋圓」。これは九分の名物らしく、ひっきりなしに客が訪れます。小豆やら何やら豆系も豊富。氷の上に茹でた団子をかけて出来上がり。なかなかのボリュームでNT35(約120円)。意外とサッパリした印象でした。
今回行ったのは日中でしたが、夜だったら「千と千尋の神隠し」的でもっと趣きがあたのではないでしょうか。もし何かの間違いでもう一回、台湾に行く事があれば九分には夜に来ます。
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