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オルーロのカーニバル

2009.02.21~22.

ボリビア|オルーロ

オルーロ カーニバル2009

オルーロのカルナバル。知らない人も多いと思いますが、リオのカーニバル、クスコのインティラミと肩を並べる南米3大カーニバルの一つでございます。世界無形遺産に登録されてる由緒あるお祭り。南米旅行もこの日に合わせて日程を組みました。ただ問題が一つ。宿の確保が難しいと。国内外から人が押し寄せるので、町の宿がパンクするそうです。しかも、この町は商業都市なのでドミトリーを持つ安宿などは皆無&宿代は通常の10倍近く。直前に来て宿がなかったら、さぁ大変。野宿なんかした身包み剥がされること間違いなし。ビビリの私は3日前にオルーロに入りました。

カーニバル準備中 2月18日水曜日の昼過ぎにオルーロに到着。バスターミナルから町に中心部まで歩いていると、祭りの準備が始まっています。どうやら仮設の席を作ってる様子。スタートからゴール地点までコース沿いに両側に作っているようです。

ホテル さて、ここからは宿探し。しかし、どの宿も一人という事で門前払い。探す事2時間。見つけたのは意外にも3星ホテル。5泊で600BS(約1万円)で交渉成立。物価に比べるとクソ高いけど、日本だったら2泊分くらい。安いもんです。

チケット売り 前日の金曜日。夕方から席を販売し始めます。メイン通りが良いだろうと他の通りより少し高めの130BS(約2000円)で2日券を購入。紙でチェックしながら手作業で席を売っています。ちなみに初日は厳しかったチケットチェックも2日目は無し。

アルコール カーニバルに向けアルコール度98%の酒が売ってます。ここに来る前に参加したポトシの鉱山ツアーでガイドが言ってたけど、ボリビア人は本気でこれを飲むそう。1㍑で10Bs(約150円)くらい。アルコール界のハイブリットですよ。燃費良すぎ。

ディアブラーダ 2月21日朝8時過ぎにカーニバルがスタート。まだ人もまばらですが、ディアブラーダの登場。悪魔の踊りらしく、祭の目玉でもあるらしい。楽しみしていたのですが、思っていたよりインパクト弱。

ネグリトス 続いてネグリトス。小さな黒人という意味みたい。確かに顔を黒く塗っているな。ちなみにカーニバル期間中は水掛け祭りでもあり、水や泡がかけられます。特に子供は無差別で容赦なし。かわいいレベルじゃないです。

モレナダ 次はモレナダ。これこそボリビアの鉱山で働いていたアフリカ人達の踊り。アルマジロを改造した楽器を奏でてます、動画で確認して下さい。と、一人こっちに手を振るおっさんがいます。仮面を取ったら値段交渉で決裂した宿のマスター。

ボリビア美女 夜になり周りのボリビア人と酒盛りが始まります。スペイン語はよく分かりませんが、酒がまわってきます。泥酔し気味になり、気がつくとダンサーと一緒に戯れてました。記憶には無いのですが、お姉さん達とパチリ。

写真撮影もかなり片寄ってきます。完全にキレイなオネーサン狙い。ただのカメラ小僧状態なので、幕張辺りのモーターショーにでも行けば良かったのかもしれません。枯れかけてるとは言え、私も男の端くれと言う事ですよ。しかし、この美女達はどこにいるんだろう。ボリビアには3週間くらい滞在しましたが、町でもお目にかかる事は皆無。隔離でもされているのかと本気で思うほど。

ボリビア美女

2月21日カーニバル2日目で最終日。二日酔いで午後から参戦です。会場に行くと糞尿の臭いが鼻につきます。夜になると仮設トイレが閉まるので、そこら中で用を足していたのでしょう。しかも雨が降り、水をかけあってるので衣類はドロドロ。不衛生極まりない状況でカーニバルはスタート。

カポラレス この2日間で一番のお気に入りがカポラレス。典型的なボリビアのフォルクローレの踊りだそう。曲にあわせスカートをフリフリすると外野のボルテージも最高潮へ。大所帯のチームになると明らかに1軍と2軍で分けれているのが気がかり。

カポラレス エロ目線だけじゃない。メンズは足にジャラジャラを付け踊ります。これがまたカッコいい。「サンボ!」と叫ぶダンサーに合わせ観客も叫びます。「中村屋!」みたいな感じで。とにかく盛り上がります。別にゲイ目線でもなし。

パンチラ 踊り続けるダンサーもたまには休憩します。すかさず柵を飛び越え、オフショットを狙います。角度的に完全にパンチラショット狙いですが、見つかりました。神聖なカーニバルで何をしているんだと自問自答。

アミーゴ 夜は場所を移動。この辺りは柵が無くダンサーとも距離が近いので、一緒になって盛り上がれます。比較的に若者が多くて、女の子も少しいる所に参戦。満員電車だったら完全に痴漢狙い目線。ここから今日も酒盛り三昧。

ベシート 女性ダンサーが来ると男性陣は「ベシート(キス)」コール。私も声が枯れるほど叫びます「ベシート!ベッシート!」。いい年こいて何をしているんでしょう。努力の甲斐があったのか一人の美女がコチラに気が付きく。

ベシート そして、歴史が動きます。意中の女性が我々にまさかにベシート返し。盛り上がるメンズ一同。自然とハイタッチ、ハグが仲間と交わされます。カーニバルとベシートにより国境を越えた瞬間でした。彼らと本当のアミーゴになった瞬間です。

パメラちゃん ふと我に返ると隣でパメラちゃんがドン引きしてます。そりゃおっさんが集まって投げキッスで興奮してるのはどうかと思いますよ。写真は私がハグ&ベシートを試みてドン引きしてる写真ですが。

アミーゴ とにかく楽しかったカーニバル。生涯の友アミーゴ達には感謝感謝です。そろそろ帰るかなと時計を見ようと思ったら、ありまへん。さすがボリビアン。油断もスキもあったもんじゃない。きっとこの中に犯人がいるんだろうな。

時計が無くなっても最高の思い出になったオルーロのカーニバル。後にあった人は顔に泡をかけられデジカメを盗られたとか、財布を盗られたとか。どうやら最高の窃盗祭りでもあるようです。何処に行っても人ごみで、公然と水や泡をかけられるから危険度が40%増しに。来年以降に行く人は気をつけて下さい。首ラパスからも日帰りツアーが出てますが、夜が楽しいので宿泊した方が倍は楽しめるかと思います。
~追記~
オルーロ出発の朝、露天で腕時計を15Bs(200円)で購入。確実に毎日2分づつ進んでます。

ポトシ鉱山ツアー 前項 | カーニバル | 次項ウユニ塩湖1泊2日ツアー

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