2009.02.08.
ブラジル|フォスド・イグアス
イグアスの滝ブラジル側
ブエノスアイレスから夜行バスで約17時間イグアスの滝への拠点となるプエルト・イグアスに到着。時刻はすでに昼をまわったところ。アルゼンチン側の滝は広いと聞いていたので、今日はブラジル側の滝に行ってみる事に。基本的に入国にはビザが必要ですが、日帰りの場合はおとがめ無しらしい。宿のネーちゃんに聞いてみたら「あんた捕まるわよ」と手錠ポーズ。バスターミナルからブラジル側の拠点の町フォスド・イグアスへ。一度バスを降り、アルゼンチンのイミグレで出国手続きを済ませ、また同じバスに乗ります。ブラジル側に入ったら一度バスが停まりますが、ここでバスを絶対に降りちゃいけません。バスはそのままフォスド・イグアスへ向かいます。
(1泊以上する人はここで降りてブラジル入国の手続きをします。乗ってきたバスは手続きを待ってくれませんが、バス停で待っていれば次の便が来ます。)
厳密に言うと密入国なんだろうなとドキドキしてるうちに到着。ただのバス停風の作り。反対車線にターミナルを発見。
アルゼンチンだとスペイン語でテルミナルと書いてあるのに。ちと分かりづりなーと思ったら、ここはポルトガル圏なのね。
バスを乗り換え(アルゼンチンペソが使えます)約30分、国立公園入り口に到着。入場券はUS$10と良心的(アルゼンチン側は倍)も、各種アトラクションが非常に高い。アルゼンチンでは同じ様なツアーが半額以下。
広い公園内はまずバスで移動。コイツがトレイルの入り口まで連れて行ってくれます。一応スペイン語と英語で解説がありますが、風の音やらであんまり聞こえまへん。15分くらいでしょうか目的地に到着。いよいよイグアスの滝とご対面。
歩き出してすぐ、さっそく展望台が。おぉージャングルに段々とした感じ、イメージしていたイグアスの滝じゃないですか。日頃みているカナディアンロッキーの滝は岩壁に流れる滝なので、この鬱蒼とした森と赤土がたまりません。
すると動物登場。なんだこのアリクイみてぇなアライグマみたいな奴は。噛んだりしいてこないだろうなとビビリながら横を通過。あとで調べたらコアティというアナグマみたいな生き物らしい。
トレイルを歩いていると、ずーっと向こうまで滝が見えます。さて次の展望台。人だかりができてるご様子。行ってみると中国人のおっさん二人が写真を撮っていて他を寄せ付けません。柵に近づくと「どっか行け」と唸っています。
連れのババアは(失礼しました)婦人は日傘を差してるし。覗いてみると滝に突っ込むボードの姿が。明日アルゼンチン側でチャレンジ予定。この先、攻め込んでも攻め込んでも2おっさん1婦人フラットスリーの徹底マークにあう事に。
遠くに悪魔の喉笛が見えてきた。怒りに満ちた私は学生時代に培った中国語で「老師(先生)」と目上の人に対する丁寧な言い方で呼びかけ、しまいに「謝謝(シェイシェイ)」「再現(またね)」と丁寧の連続。これじゃただの好中年。
先に進めたものの、ダーティーな中国語を教えてくれなかった馬先生を恨みが募ります。
さて、イグアスの滝で最大の見所「悪魔の喉笛」が見えてきました。正直、向かい風で水しぶきがすごくて何だかよくわかりません。しばらくすると風が止み、全体像が見えてくる。ついでに虹も出てきたのでパチリ。この後、エレベータに乗り、トレイルは終了。またバスにのり入り口まで戻りました。実は来る前にブラジル側のイグアスの滝はあまり面白くないと聞いてましたが、なかなかじゃないですか。滝の全体像が見たくて時間がある人はお勧め。でも半日で十分かな。
帰り際のバス停。なかなかバスが来なくて灼熱の中30分。無事にアルゼンチン再入国を済ませ、宿に着き泳げないのにプールに飛び込む。火照った体を冷やした後、鏡を見ると東尾ばりのアル中赤ら顔に。観光中の日焼けに気をつけよう。
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