2009.03.09.
ペルー|クスコ~マチュピチュ間
オアシスルート(バッパー用マチュピチュまでの道)
南米旅行のハイライト、マチュピチュまでもう少し。歩いて山を越えるとその先にマチュピチュが見えるのが理想。なんで3泊4日でインカトレイルを歩くツアーに参加する気満々。ただしツアーは自然保護のため一日の人数制限があり、ガイドブックによると最低でも1ヶ月前の予約を推奨。クスコに着いた3月8日夕方に旅行会社へダッシュ。するとスタッフが意外にもネットで予約状況を調べるハイテクぶり。結果3月は13日、14日、21日に空席有りと。16日リマ発で帰国便なんでギリアウト。ちなみに料金は$300(約3万円)でした。そうなるとマチュピチュまで行く方法は左のinfoにある3つ。
色々考えた結果、選んだの③バックパッカーにお馴染みのオアシスルート。少しでも歩きたかったので。乗り継ぎに失敗すると暗闇の中、11km線路の上を歩く事になるらしい。それだけは避けたい。ちなみにマチュピチュ行きの普通のバスは存在しません。ペルー人に限り鉄道が安く乗れるそうです。
まずはサンタテレサまで。リマやプーノ行きが発着するテレステレではなく、サンティアゴターミナル発なので注意。大型バスだと15solですが、ターミナル手前で客引きをしていたコレクティーボ30sol(900円)を選択。ともに朝8時発。
少しでも早く着きたいので後者を選んだのですが、これが正解。走り出すとすぐに急坂、急カーブが連続の山道へ。我らがバンはトラックやバスをガンガン抜いてきます。バスだと6時間以上かかるそうですが、約4時間でサンタマリアに到着。
町ではすでに数台のバンが待機しています。一番安い8solを提示した車をチョイスしたら、なかなか人が集まらない。結局1時間近く待ちで一番最後に出発。早くも作った貯金を半分浪費。ここからは1台通るのがギリの道無き道を進みます。
1時間走りサンタテレサに到着。ここで別の車に乗り換えます。すでに数人が車内で待機していたので、10人乗りに15人近く乗り込み完全に過積載で走る事40分。水力発電所に到着。ここで何故かパスポートチェックが行われます。
この時点で15時45分。町までは歩いて3時間弱らしいので、何とか明るいうちに着けそう。さて駅には鉄道が止まってます。聞けば16時発で$8。基本チケットの購入はサンタマリアの町らしいですが、席があれば直で乗れなくないそうです。
ここから線路沿いを5分程歩くと、右側に山道への入り口があるのでイン。登りきると線路にまた出るので左側に進みその後は道なり。何を血迷ったのかバックパックを丸ごと持ってきたので、歩き始め20分ですっかり老け込んできました。
橋を渡ったり、電車が走ってきたりと地味なアトラクションも前半のみ。後半はひたすら線路の上を歩きます。「濁流の川を見ながら下りたい」と叫ぶ相方のメグちゃんはラフティングガイドの体力派。ほとんど休む事無く、歩き続けること約2時間。
前方に建物が見えてきました。まだ明るい18時マチュピチュ村に到着。予想していたよりあっさりと到着。町は何だか日本の温泉郷のようで趣があります。明日はワイナピチュに登るで、入場チケットとバスチケットを購入し早めの就寝となりました。
異常に高い鉄道に比べ、半額以下でマチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)まで来れます。荷物をクスコで預けてくれば、普段歩いたりしていない女性でも問題無いと思います。ただ水力発電所着が遅れると、暗闇の中で線路を歩く事になり危険かなと。無論、途中に宿泊する場所などありません。多少高くつきますが、クスコからはバスではなくコレクティーボをお勧めします。ちなみに帰りはまた歩いて戻るのも面倒くさいので、②のオリャンタインタイボまで鉄道で行き、タクシーでクスコに戻りました。行きは10時間もかかったのに、たったの4時間でクスコに到着。早っ。