2009.02.13~15.
ボリビア|ポトシ
ポトシ鉱山ツアー
世界で最も高い都市(たぶん)標高4070mにある町ポトシ。ここは鉱山で有名。実際に鉱山で働く現場を見れるツアーがあります。この町に来るときにバスの中で一緒だったエミちゃんと参加。安い所だと50Bsからあるツアー(Silver Tour)ですが、ガイドがスペイン語しか話せないとの噂を聞き、せっかくならと倍もする100Bsのツアーに参加。まずはミニバスに乗り、オフィスへ。するとウユニツアーで一緒だったリナとウスラがバスに乗り込んできます。あら偶然。
衣装に着替えてツアー参加者と記念撮影。ここで英語班とスペイン語班に分かれます。メンバーはカナディアン老夫婦2人、オーストリア人のおっさん、リナ&ウスラと私の6人。スペイン語堪能なエミちゃんは別の班へ。
チームウユニの再結成で記念撮影。私の顔が妙にでかく見えるには高地と二日酔いの影響で気のせいです。次は買出しへ。ここで、ダイナマイト、コカの葉を現場で働く人達のお土産用に買います。強制ではないです。でもダイナマイトは実演もしてくれるらいで全員買ってます。参加者10人とも右手にダイナマイト、左手には導火線を持ってバスに戻る。どんなツアーだ。ちなみに私はマスクと軍手を自分用に購入。リナは「そんなのいらないよ」とダイナマイト片手に笑ってます。もうテロリストにしか見えません。
現場に着き、まずは工場へ。ここで鉱物からシルバーなどを抽出するそう。でも、ここで全工程ができわけではないらいく、一度アジアに送って、またここに戻し精製するそうです。ボリビアには技術力がないそうな。
私の事を「ヤキちゃん」と呼ぶガイドのペドロ。あとで「ジャッキーチェン」と呼んでいると気づきます。で、ようやく鉱山の中へ突入。10層まであるそうですが、今日は3層まで。
中に入るとけっこう狭く、ちびっ子の私でジャストサイズくらい。元中日の門倉くらいの身の丈があるウスラは終止ひっかかってます。途中のトロッコ越えたり、匍匐前進したりと。アトラクションが絶えません。
顔はキョンキョンばりの小ささを誇るリナですが、本人曰く、「ケツが全盛期の曙ばりなの」。という事で常にどこかに引っかかってます。つーかよくここまで来たね。
何とか目標の3層目に到着しました。イエーイと思ったらいつの間にかオーストリア人のおっさんがリタイヤ。ここではザルに鉱物をつめて、地上に送る仕事をしてます。せっかくなのでお手伝い。
途中からグロッキー気味のウスラ。鉱山内の臭いにやられたみたい。だからマスク買えって言ったのに。ガイドのペドロが首に巻いている緑のバンダナに目をつけた彼女はこれを借ります。しかし、これが予想以上の悪臭だったようでダブル効果で意識が朦朧としてます。なのにお手伝い。ある意味エライ。この鉱山のお仕事は本当にツライそう。一度入ると朝から夜まで出てこず飲まず食わずで働くらしい。その間、あらゆる欲を殺すためずっとコカの葉を噛んでるそうです。ちなみに鉱山内で大はご法度。ガスが発生し爆発するからですって。ここで働いている人の最年少は10才。実はガイドのペドロもそのぐらいの年から10年間はたらいたらしいです。ガイドになれた自分はラッキーだと言ってました。
ここで最後のお楽しみ。ダイナマイトの爆破実演。お土産であげたので残り2本のマイトさん。
好奇心旺盛のリナが代表して作製。
1.棒状の筒を開け、緑の物質を取り出す。
2.コレをこねて丸める。
3.導火線を差して完成。
彼女のカメラでムービーを撮ってあげたら「これでいつでも作れるわ」とリナ。
さて、いよいよ着火。約45秒後に爆発するそうなので、その間マイトさんと記念撮影に励みます。残り30秒を切るとガイドがマイトを取り上げ、走り出しました。その後「ドーン」と予想をはるかに超えた威力。恐るべしダイナマイト。
個人的には非常に有意義だった鉱山ツアー。ただ、鉱山内で実際に働く子供を見て、肺の病気になり寿命が短いし、賃金も決してよくないと話を聞き、けっこう考えさせられました。楽しかっただけで終わっちゃいけないツアーだなと。
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