2009.02.13~15.
チリ|サンペドロ・アタカマ
サンペドロアタカマ発 ウユニ塩湖2泊3日ツアー(ウユニ抜け)
南米旅行でのメインの一つウユニ塩湖ツアー。町のATMが使えなく、手持ちのUSドルの現金も少ないので交渉したら$5引いてくれ$95に。塩湖の中にあるホテルに泊まりたかったのですが、チリ発のツアーだと取り扱ってないみたい。スタッフは「あの宿はもうやってない。ミュージアムだ」なんて言ってましたが。ツアー前日の夜(と言っても町には1泊のみ)、バーで生ビールを飲んでいた時、突然デジカメの液晶のカラーが上からスッーと消えていきます。そのまま液晶が故障。まるで走馬灯のよう。どうやら5日程前にイグアスの滝で浴びたスコールが原因みたい。中途半端に長持ちしやがって。こんな砂漠の町でどうしようもねぇじゃねえか。
不幸中の幸いか液晶は真っ白ですが、写真は撮れるよう。ただ、何を撮っているかはわかりません。完全に勘頼み。しかも現金が全く使え無いカナダドルとUS$7と5000チリペソ(合計で約1500円)しかありません。あーどうしよ。
ウユニ塩湖ツアー当日の朝、チリを出国してボリビアの入国管理局へ。建物がポツンとあるので、バーニョ(トイレ)かと思ったたらコレがイミグレ。いくら僻地とはショボ過ぎます。入国に貴重な2100チリペソを支払う。
ここでジープに乗り換え。テキトーに4台の車に分かれ、唯一ひとり参加の私は空いてるところに。ドライバー兼ガイドはビクター。ただでさえ狭い車内なのに特等席には嫁と娘。ミラーにはセクシーガール。
メンバーはこの6人。セクシーバイオレットの再来サブリナ、後々ミス・マイトのリナ、チーム一の長身で唯一のサウスポー門倉ことウスラ、下戸アイリッシュのダン、野グソ大好きスー、とたぶん最年長の私。ちなみにサブリナ以外はイギリス系。
つー事で皆さんイングリッシュアクセントなので、何を言っているのだかあまり分かりまへん。それでも皆さん気を使って話かけてれます。感謝ですな。その後、国立公園の入り口で使用料の支払いで問題が発生。ボリビアーノしか使えなく、両替所にはもう現金がないとの事で(どんな両替商だ)ブラジル人にまさかの借金。この時点で残金US$7と2900チリペソと借金30Bs(約450円)。標高1000mもないチリのアタカマから始まったこのツアー。一気に標高が上がります。すでに4000mを越えたくらいでしょうかラグーナ・ベルデに到着。ここは青緑の湖。ガイドのビクターはスペイン語オンリーなので、何故この色かはさっぱりわからず。
お昼過ぎ、個人的には今日のメインである温泉に到着。ちょい温めですが、なかなかですよ。その後、昼飯(サンドイッチ)を食らい先を目指します。ここでツアーの最高ポイント標高5000m越え。気のせいか頭イタイ。
ここで後続車にトラブル発生。黒煙を吹きながら走ってます。ちなみにトラブル続きのパメラツアーのジープ。4台全てがいかれてます。砂煙舞う車内なのに窓が開かなかったり、最後には半分くらい解体される車も。ウチのは左のパンク車。
人事だと思って笑っていたら被害がこちらに。1台が動かなくなり、先に荷物だけ運ぶから少し歩けと。標高4000m以上で日差しバンバンですよ。突然スーは野グソはじめるし。「タカ見ないで!」って。スカトロの趣味はございません。
何とか宿に着き、日が沈むとえらく寒い。借金まみれでは寝袋を借りれません。夜、宿にいた日本人がワインを持参していて一緒に飲み就寝。すると寒みぃー。頭痛ぇー。ここが高地なのを忘れてた。酒&高地はダメよ。
昨日の無駄なイッキが利いたのかリアルに調子が悪い。クソ寒い早朝、散歩に出かけるとそこにはリャマ君が。こんな近くで見たのは初めて。いやー癒されますなー。でもゴミを漁り来たみたい。
二日目。今日は昨日と席替え。これが最悪で、座った後部座席左はサスが利いてなく、5秒間に8回くらいホフマンのアッパーを食らってる感じ。これから地獄の様な一日が始まる直前ショット。まだまだ皆さん笑顔。
昨日は今の自分の席にいて調子の悪かったサブリナが、今日は席替えにより完全復活。本当によく喋ります。ハスキーボイスにも磨きがかかり桑名正博にしか見えません。そんなセクシーバイオレット号は奇岩のアルボル・デ・ピエドラに到着。。
振動と二日酔いの中ツアーは続きます。さらには砂埃が車内に舞うので窓を閉め切ってる+灼熱が加わり、リアルに吐きそうになる数秒前ラグーナに到着。そこは標高がまだ4125mもありやがる。
この湖にはフラメンゴちゃんがたくさんいました。めちゃでかい画素で撮った写真のほんの一部。実際は大群でいます。おかげでテンションも上がりましたが、その後にラグーナ地獄で皆めげる。最後の方は車窓だけ。
さらに道なき道を進み悪路が続きます。このあたりに来ると、ケツにくる衝撃はブライアントのフルスイング級。後ろを見るとアフォなカナダ人が暑いけど窓が開かないためにドアを全開にしてます。もう車内は埃まみれ。
誰もが限界を訴え始めた午後8時前、なんとか宿に到着。埃まみれの体をホットシャワーで流すとリナが「あんたお金どうしたの?」と。どうやらシャワー代は別途らしい。先に着いたグループには説明があったそう。
3日目。今日はご来光を見るので朝5時発。何とか昨日のシャワー代を踏み倒したとホッとしてたら宿主が「金払え」と登場。どうやら誰も払ってなかったみたいで数名の金も持ちが支払い、難を逃れる。つーか皆に言ってよ。
ウユニ塩湖に到着し、しばし日の出待ち。しかし、朝は本当に寒い。と思ったら裸足にサンダルの出立ち。さらに待つ事30分。真っ白の世界からの日が昇り始める。いやー神秘的ね。でも、同じツアーの別ジープはこれを逃したらしい。
次はイスラ・ペスカド。上から見ると魚の形をしているそうで、その名の通り魚の島です。生意気にも入場料15Bsをとります。実は1泊目の宿で会ったこれからチリに抜けるポーランド人からチリペソとボリビアーノを両替してもらったので、無事に入る事ができました。と言ってもまだブラジル人には借金がありますが。
中に入るとトレイルがあり、上まで行けるよう。周りにはサボテンが生い茂り、何も無い塩湖の中にあるとはとても想像がつきません。しかーし、特に特徴もなく何故ゆえにここに15Bsもかかるのかが分からない。強いて言えば、入り口付近にある水洗のお手洗いがエクセレントなくらいでしょうか。
入り口に戻るとお母さんが料理をしてます。しかも、朝からステーキを焼いてます。実は昨日の昼のメインがコーンビーフで、夜もコーンビーフ。しかも隣のテーブルは美味そうなチキンだったのに。きのう食わせろ。
食欲もすっかり失せ、皆さんトリック写真(遠近法で人が手に乗ったりする)の撮影に夢中。ただ、自分のカメラは液晶が壊れてるのでコレが撮れません。仕方なく、ジャンプ写真を撮ってもらったけど。小さっ。
乾ききった塩湖の表面は何故か少し出っ張り6角形になります。これが均等で本当に美しい。ちなみにステーキはランチ用でした。メンバーはラマの肉に違いないと話してましたが、これがただの牛肉だったみたい。
次が最後の観光地。一度ウユニの待ちを抜け、その昔ボリビアーチリ間を走っていた列車の墓場に到着です。今は無造作に放置されてます。というか周りは廃棄物やゴミだらけで実に汚い。一大観光地の町なんだからどうにかしようよ。
チリ発2泊3日のウユニ塩湖ツアーも無事終了し、借金を返すべくATMに行くと使えません。理由を聞いたら「ドミンゴだから」なんと日曜で銀行が閉まってるので、ATMも閉まるそうな。ありえん。縁あってツアー1泊目に会った日本人トモにウユニの宿で再会したので、彼女を脅しカナディアンにして「南米ではユースレス」というカナダドルを掴ませ、半ば強引に米ドルをもらい両替し無事に借金を返済。あー良かった。さらに友達のカメラにSDカードを移して、写真をみたら意外と撮れてるじゃない。さすが3年使い込んだデジカメ。カンでもけっこう撮れるものね。
ウユニ塩湖ツアーは他にもあります。ウユニ発着の1泊2日ツアーにも参加してます。
イグアスの滝(アルゼンチン) | ウユニ塩湖2泊3日ツアー | ポトシ鉱山ツアー