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エベレスト街道トレッキング

2010.11.19

ネパール

エベレスト街道 トレッキング【準備編】

2003年に一度はチャレンジしたネパール エベレスト街道トレッキング。前回行かなかったゴーキョピークとそこからのチョラ峠越えを目標に再チャレンジです。今思えば、前回はインド行ったついでにネパールに立ち寄り、どうせならとノリで行ってしまったエベレスト街道へのトレッキング。知識も装備もかなり乏しい状態かつ寄生虫を持参していたため憔悴しきったのを思い出します。当時はデジカメの性能もいまいち。充電及びメモリーカードの限界があり、2週間のトレッキングでたったの70枚弱しか写真が撮れなかったのです。エベレストが夕日に染まる写真も収めたいし。

その後、ひょんな事からカナディアンロッキーでガイドになり、氷河の知識や山の経験も多少は増え、満を持してのネパール再訪となりました。調べてみると7年前とはエベレスト街道に行く必要書類が変わっていて、国立公園の入園券と別にTIMSなる登山許可証の発行が義務ずけられていました。

ムスタンGH ネパールの首都カトマンズ滞在中にお世話になったのが安宿街タメル地区にある「ムスタングGH」。そんないい宿ではありませんがwifi無料で、1泊200ルピーのドミが存在。たぶん最安な気がする。ただスタッフがいい人そうだけど、どうも信用におけない感じがする。可も無く不可もなく。

公園すぐにトレッキングに出発しエベレストを拝みたいところですが、まずはトレッキングに必要な書類の準備へ。カトマンズに着いた翌日、エベレスト街道への許可証を発行するべくタメルから徒歩で30分ほどにあるネパール観光局へ向かう。途中にあったランタ公園はゴミだらけ人だらけ。

バスパーク オールドバスパークを越えたら、ネパール観光局Nepal Tourismu Boardはすぐそこ。しかし、歩道が無く異常な交通量が行く手を阻みます。エベレスト街道に行く前でも十分に危険。建物の目の前で待つこと5分。一瞬のチャンスが到来し無事に到着。

ネパール観光局

周りにはない立派な建物なのですぐにわかると思います。門をくぐると中庭があり、ご丁寧にエベレスト方面、アンナプルナ方面へのトレッキングの申請はこちらの看板も。

ネパール観光局

看板に従い中へ進むと、しょぼいカウンターがひとつ。西洋人の旅行者らしき人が並んでました。どうやらここでエベレスト街道へのTIMSを申請するよう。$20とドル払いもできるとウェブサイトにうたっていますが、ネパールの現地通貨ルピーのみと係員に一喝されます。当日のレートを電卓で計算し1470ルピー払えと係員。当日レートで100ルピーほど損するじゃない。めげずにUS20ドルを払うと「ネパール ルピー」と係員。噂では山の中のチェックポイントでも支払えると言うので、聞いてみたら「No!You Pay Here!」と恫喝され交渉決裂。名目としてはトレッキング中の安全を考えて作られたTIMS。昨年度まで申請は無料だったらしい。一時期はガイドの同行義務まであったりと、とにかくコロコロ変わるネパールのトレッキング制度。行く前には最新情報を確認しましょう。

TIMSカウンター 申請書類にトレッキング予定期間、場所、緊急連絡先などを記載し、証明写真2枚とパスポートのコピーを渡し完了。この間約10分。アンナプルナなど別の場所を歩く場合は、そのつど申請が必要らしい。取れる所から搾取する完全なるボッタクリシステム。

国立公園事務所

その奥には国立公園事務局(Department of Naional Park and Wildness)があり、ここで国立公園入園券をは申請。エベレスト街道のモンジョ以降はサガルマータ国立公園に入るために必至。申請料1000ルピーとパスポートのコピーを渡し無事にゲット。写真の通りスタッフのやる気がないのか営業時間は9:00~14:00と早め。しかも土曜休み。注意しましょう。ちなみに反対側にはアンナプルナ方面の申請事務所あり。

書類

おっさん エベレスト街道への必要書類が揃いタメル地区に戻る。その途中のロイヤルパレス前で、着古したバンフ(現在住むカナダの町)Tシャツを着たおっさんが!オネエチャンじゃなかったので、話しかける事もなくあえてスルー。

旅行会社 まずはロンプラにも載っていた旅行会社で翌日10月20日発のルクラ行きチケットを$115で購入。追加200ルピーで空港送迎も一緒にお願いする事に。これが後に不運を招く。スタッフ2名はとても親切でパスポートのコピーも無料でしてくれました。

旅行会社 タメルには日本語で対応してくれる旅行会社もあるそうです。後にあった日本人は皆ここで航空券、バス、ツアーなどを手配しもらっていたらしい。スティールさんという経営者が日本語ペラペラらしい。
エベレスト街道へのトレッキングツアーもアレンジ可。

登山屋 タメルには登山屋もたくさんあります。ほとんどの店は値札をつけてません。値段交渉が必至。速乾性Tシャツ2枚、トレッキングポール2本、フリースのパンツ、コンパス、カラミナを購入。店内にはマムート、ノースフェイスのパチが多数。レンタルもあり。

両替 最後に両替。山に入ると現地通貨ネパールルピーしか使えません。トレッキング中も両替できますが、レートも悪そうなので1日1000ルピー×14日間で計算し、少し多目に16000ルピーを用意。ちなみにタメルの両替屋は何処もほぼ同じレート。店舗を回っても時間も無駄。

ダンスバー エベレスト街道地区の地図をゲットし買い物アンド両替も終了。宿へ向かう途中、気になる看板を発見。少なくとも絶対に写真の様な金髪美女は出てこなそうですが気になります。無事に山から戻ってきたらとトレッキングのモチベーションを高め就寝。

エベレスト街道へのトレッキングに最低限必要そうなものをリストアップ。個人で行くガイド無しのトレッキングで山小屋に泊まる事を前提としています。ほとんどの物は現地でも購入もしくはレンタル可。ただ、最近では軽量で安価なものが日本で売っています。ユニクロのヒートテック上下、ライトダウンは必需品かもしれません。寝袋はかさ張るので小さ目の物を。寝るとき寒ければダウン、インナーも着て山小屋で毛布を余分に借りれます。また、トレッキングシューズですが、ゴーキョピーク、カラパタール、エベレストBCまでならゴツイものはいりません(シーズンにもよります)。新品で買うより履き慣れたミッドカットかショートカットの方が良いと思います。
7年前の前回はハイカットのゴアテックス素材を買ったのですが、歩いてみるとアタル所が出てかなり悩まされました。
今回は1年履いていたローカットのトレッキングシューズを持参して、使用後は現地で廃棄処分しました。

持ち物一覧

トレッキングに不要な荷物はカトマンズの宿で預かってくれます。ただ、宿のセキュリティーが脆弱で怪しい。貴重品は持参しましょう。今思えば7年前の前回は宿にパスポートを預けた気がする。恐ろしい事を、、。次はいよいよエベレスト街道トレッキング編です。

| エベレスト街道トレッキング【準備編】 | 次項ルクラ~ナムチェ編

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