確定申告 青色申告について
気がつけば2月です。KDPを始めてからちょうど1年くらい経ちました。去年の2月はAmazonからの印税を受け取るために、海外送金の受け取りが無料の口座を開設(新生銀行)したり、アメリカでの源泉徴収を避けるためIRS(アメリカ内国歳入庁)からEIN(雇用主番号)を取得したりしてました。
IRSからFAXの返信が来ない〜と泣きが入っていたのを思い出しましたよ。そして、あっという間に1年経ち確定申告の季節となりました。日本で働いていた時は給与所得者だったので、確定申告なんぞしたことはありません。カナダ在住時は毎年確定申告していましたが、源泉徴収票の数字を記入するだけだったので簡単だったんですよね。
調べてみたら日本での個人事業主の確定申告は全て自分で記帳、集計しなければいけないので難易度が高そうです。でも、がんばって青色申告すればお得(控除額が大きい)だということが分かったので、手始めに1冊の本を購入してみました。
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簡潔に書かれている本で白色申告と青色申告の違いや、帳簿付けの流れなどの概要は分かったんですが、頭の中にはまだまだ「?」がいっぱいです。これを読んでも青色申告で65万円控除受けるための複式簿記の帳簿方法までは理解できません。
本には「弥生の青色申告」などのパソコンソフトを使えば、複式簿記はそれほど難しくはないと書いてあります。でも、ソフトも1万円くらいするんですよね。しかも、税率が変わるから毎年アップデートが必要とか。ややこしい取引があるわけじゃないし、1万も出す必要があるのでしょうかねー。
でも、よくよく考えたら高校1年の時に授業で簿記3級を取った記憶があるんですよね。昔過ぎて定かではありませんが、、、しかも簿記が好きだったような記憶も。
いずれにしても、青色申告するには事前に「所得税の青色申告承認申請手続」の提出が必要ということは上記の本を読み分かったので、年明けに税務署へ行き開業届けも合わせて出してきましたよ。係の方は内容を全くチェックせずボンボンとハンコを押し30秒で終了。こんなもんなんでしょうか。
というわけで書類は無事に出せたものの、まだまだ確定申告に対する疑問が残っています。とは言っても青色申告できるのは本年度2014年度分からです。実際の確定申告は1年後ですね。
オススメの確定申告の本
ネットの評判を見ると誰もがオススメしてるには、きたみりゅうじ著「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」でした。
日本実業出版社
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確かに分かりやすい。確定申告と節税とは何なんだということがスッと頭に入ってきます。最初の本より専門用語や詳しい説明が少ないのに「貸借対照表」「損益計算書」「貸方」「借方」「事業主貸」「事業主借」などの解説も秀逸です。2005年の出版された本なので、掲載されている税率なんかは現在とは違いますけど概要を知るなら関係ないです。確定申告の「なぜ?」「なに?」的な疑問はこの1冊ほとんど解決します。フリーランスの人ならまずこの本を読んでみたらいいですよ。図書館にあったので運良く借りれました。
青色申告用ソフト
概要は分かったものの複式簿記を理解できたわけではありません。やっぱりパソコンソフトは必需品かと。今のソフトは銀行口座やクレジットカードとリンクして、自動で帳簿を作ってくれるんですね。これなら手間と記帳ミスが激減します。もなんて便利。クラウド型のサービスもあり、各社無料の試用期間を設けているので試してみるといいですよ。
① 弥生の青色申告
お馴染みのソフト。Win版のみ。試用版では銀行の自動帳簿機能は使えない。
② freeee
クラウド型の青色申告ソフト。試用版でも銀行やクレジットカードの自動帳簿機能が使える。3ヶ月のデータ保管。有料版は月980円〜。購入後15ヶ月使えるパッケージ版も販売している。freeeを使った仕分けと決算書作成までを解説した「スターターガイド」付き。
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連動した書籍も販売中。当初はこのサービスを利用しようと思い以下の電子書籍版を買ってみました。freeeを使う予定なら、利用法も解説してあるのでいいかもしれませんね。ただ、確定申告とは何かを理解するにはこの本ではまだまだ疑問が残ります。やはり、きたみ氏の本にはかいません。
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③ Money Foward
クラウド型の青色申告ソフト。試用版でも銀行やクレジットカードの自動帳簿機能が使え、月間15件までの取引ベースならそのまま無料で利用できる。より高機能のプレミアム会員は月800円。
現状では使い方ガイドやヘルプ機能だけでは記帳が難しいのですが、ちょっとだけ仕訳を理解できていれば簡単です、昨年までβ版だったそうなのでこれからもっと期待できるんじゃないかと。
簿記講座 初級編
ソフトを使えば何となく記帳はできますが、やっぱり最低限でも簿記の知識がないと理屈が分からない。この動画シリーズは分かりやすくオススメです。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=3ZDjEXpgIl4[/youtube]
まとめ
とりあえず今年度分(2014年度分)から③「Money Foward」を使って複式簿記で帳簿を付け始めました。現状では月15件以上の仕分けないのでしょうから。無料でこれだけの機能が使えるのはありがたいです。
どのソフトを使うにしても初歩的な簿記の知識はあった方がいい思います。見返した時にどこが間違っているのか分からないのでは修正もできませんから。個人的にはソフトは手間とミスを省くものと考えた方がいいかと思います。
最近は簿記の勉強が楽しくてしょうがないんですよね。それよりももっと売上を上げないと青色申告するまでもないんでが、、、
フリーランスの方でこれから青色申告のイロハを知りたい方は、この本を読むのが一番いいです。
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