K-x バッテリーカバーを修理 武藤商事プラリペア
昨年、一眼レフを落下した際に、折れてしまったバッテリーカバーの爪をホールドする部分。
動くには動くんですが、カバーが完全に閉まらないので、たまに通電せず電源が入らなかったり支障をきたしていました。
そんなペンタックスのk-xの修理の値段を新宿のペンタックスフォーラムに聞いたら、1万5,000円くらいだとか。この部分だけを修理するというわけにはいかないようです。
と言うことで、プラスティックを溶かして固める造形補修剤なる物を購入しました。
使用したのは「プラリペア」。武藤商事という会社の商品です。購入時はAmazonで1,200円ほどでした。
売り上げランキング: 300
その他、型取りをするために用意したのはプラスティック粘土の「おゆまる君」。ダイソーの玩具コーナーで売ってます。
武藤商事でも同じような商品が売っています。もちろん100円ではありません。
売り上げランキング: 306
上記の2点を購入して、自分で修理してみました。
武藤商事 プラリペアとは
“プラリペアは、粉と液を必要量だけ混ぜて使う、2種混合タイプの造形補修剤です。割れたり、欠けたり、また欠けてなくなってしまった部分の再生、FRP繊維などを使って部品の強化、ネジ山の再生も簡単にできてしまいます。
だから、プラリペアは厳密に言うと接着剤ではありません。 もちろん接着効果もありますが、ただくっ付けるわけではなく、折れたり、割れたりした部分を溶着(溶かして固める)補修します。
粉、液体、スポイト、注射針付き小分け容器が入っています。
ブラック以外にも、クリアー、ホワイトなどが販売されいますよ。
破損したバッテリーカバー部の確認
カバーの爪を押さえる2箇所の部分が欠けています。
プラリペアを使用して、プラスティックを再成形したいと思います。
マスキングテープを張る
電池を入れる部分のため、粉や液体が流れ込まにようにマスキングテープを貼ります。
おゆまる君を準備する
おゆまる君を柔らかくするため、熱湯(80度以上)につけておきます。
おゆまる君で成形する
柔らかくなったおゆまる君を適当な大きさにちぎり、それっぽい形に成形してカメラのボディに押し付けます。
本来なら同じ型を取れればいいのですが、もちろん2台もk-xを持っていないので、一度それっぽい形を想像してツメが引っかるように作り、あとで削り微調整することにしました。
プラリペアの粉をふりかける
耳かきでプラリペアの粉をすくい、慎重にふりかけます。
プラリペアの液体をたらす
スポイトで小分け容器に移した後、注射針で少しずつ液体を垂らしていきます。
固形化するまで10分ほど放置する
そのまま放置しておきます。完全に硬化するまで待ちましょう。
おゆまるくんを外す
完全に固まったらおゆまる君を外します。
すごいです。完全にカメラの一部になりました。
再成形した部分を削って調整する
あとはバッテリーカバーが完全に閉まるまで、カッターとヤスリを使い微調整して完成になります。
見た目はガサガサですが、とりあえずバッテリーカバーが閉まるようになりました。
まとめ
こんな便利な商品があるなら、もっと早く直せばよかったと思っています。使い方は簡単ですが、本番の前に1回は練習した方がいいかと。
在庫処分価格で注文していたK-5Ⅱsの入荷がキャンセルになってしまったので、もう少しお金が貯まってk-3が買えるまでは、しばらくk-xを使うことになりそうです。
売り上げランキング: 275
余談ですが、プラリペアの粉の代用になる「アクリルパウダー」と、液体の代用「アクリルリキッド」という商品が100均のネイルグッズコーナーに売っているらしいです。
が、近所の100均を網羅した結果、ただネイルコーナーを徘徊する辱めを受けただけで無駄足となりました。ヨメ曰く「昔、ネイルアートでアクリルパウダーを使う方法が流行ったけどもう主流じゃない」とのこと。
探す手間と恥ずかしい思いをすることを考えたら、最初からプラリペアを買った方がいいですよ。