モンベル アルパインパック ショート 60
先週末、北アルプスの蝶ヶ岳、常念岳へ2泊3日のプチ縦走をしてきました。
暑くて死にそうになるくらい天気にも恵まれ、穂高、槍ヶ岳、燕岳などなど、名だたる名峰もバッチリ。
15年前の八ヶ岳以来の夏山を満喫してきたわけでございます。
手持ちの55リットルのバックパックが壊れたヨメのために、今回の登山に向け購入したのがモンベルの「アルパインパック」のショート60(女性用モデル)。
2〜3泊の荷物をパッキングするのに最適な軽量大型パックで、優れたフィット感と軽量性を両立しています。言わずと知れたモンベルのロングセラーモデルですね。
カラーは購入した「インディゴ」の他にも「ディープレッド」があります。
通常版はこちら。下記以外にも「エバーグリーン」、「オレンジブリック」のカラー展開。
当初は、もう少し機能面が優れ見た目もよろしい「トレッキングパック 50W’S(女性モデル)」を検討していたんですが、黃色の発色が小学生のランドセルみたいで嫌だと言われ却下。
通常モデルの「ガンメタル」というカラーには納得していましたが、肩周りが合わなくて断念。
最終的に「あれこれ機能があるよりも、シンプルな作りの方が縫い目がないため耐久性もあり軽いですよ」という店員さんのアドバイスにより、アルパインパックを選択しました。
そもそも、前に使っていたバックパックが壊れたのも、ショルダーハーネスのアジャスター部の故障と、縫い目が裂けたことによるものでしたし。納得の一言ですね。
ただ、個人的にはモンベルの「ゼロポイント」シリーズのロゴが好みではないのが気がかりで、、、まー使うのは自分じゃないからいいか。
何よりもお財布に優しい価格(1万6,000円)に惹かれました。
モンベルの別モデルや他メーカーの同サイズだと、3万円前後ですから。お買い得な1品だと思います。
モンベル アルパインパック 60
ほぼ縫い目がなく布一枚っぽいデザインと、ちょっと薄めの背面のクッションが安っぽさを演出していますが、登山に必要な機能は備えていますよ。
詳しくは「モンベルの公式サイト」をご確認ください。
サイズ展開
サイズは50リットルと60リットル2展開。それ以上の大きさは「エクスペディションパック」というシリーズで販売されています。
今回購入したのは60リットルの女性や小柄な人向け「ショートモデル」。ハーネスが通常モデルより5〜10cm短くなっています。
ヨメの身長は160cm。通常モデルでもいけそうでしたが、ショートの方がショルダーハーネスのフィット感がありました。
145〜160cmが対象との記載があるので、試しに167cmの私が背負ったところ、肩周りが窮屈で圧迫感が。男性は通常モデルの方がいいでしょうね。
重さ
約1.6kgとこの大きさのバックパックとしてはかなり軽量です。
当初考えていたモンベル「トレッキングパック」や、私が使っているオスプレーの「イーサー60」は2.2kgぐらい、グレゴリーの「バルトロ」などその他の有名メーカー品は2.6kgぐらいですから。
シンプルな作りだからこそ、この軽さを実現できたのかと。
価格
まさかの税込み1万6,000円。50リットルだと1万5,000円くらいです。
主な機能
では、機能面で気になったところを確認していきます。
大きく開く開口部
フロントやサイドにはジッパーがない1気室モデルのため、荷物の出し入れを唯一できるのがトップの開口部です。ブラックバスの口みたいにガバっと広がって開くので、必要な荷物を探しやすくなっています。
ハイドレーションシステム
開口部の背中側にはポケットがひとつ。これはハイドレーションバックを入れる場所です。上部の穴からチューブを出して使います。
チェストサポートには、チューブを固定させるためのフックが付いてます。意外と細かいところまで気が利くんです。
カスタマイズできる背面システム
これはモンベルの大型、中型バック共通なんですが、背面のフレームを取り外してカスタマイズできます。
あと、ヒップベルトも上下に位置を動かせます。マジックテープという古典的な方法ではありますが。
トップリードの便利な内ポケット
取り外して、山頂アタックには使うことはできないトップリードですが、便利な内ポケットが付いています。車のキーとか貴重品入れにいいですね。
裏側にもポケットがあります。お菓子、シリアルバーとか入れると便利。
ちょっとしたことなんですけどね。こういう内ポケットは便利ですよ。
実際に山を歩いてみて
というわけで、2泊3日分の荷物を詰め北アルプスを歩いたところ、ヨメ曰く「フィット感がよくバランスに優れて、あまり疲れない」とのこと。
以前のバックパック(Lowaplineのモデル名は忘れました)は、サイズが合っていなかったせいかもしれませんが、肩にかなりの負荷がかかったようで。いつも「肩がぁー」と吠えていましたから。どうやらこのバックをお気に召したようです。
これという不満もないそうなんですが、しいて言えばウェストベルトにポケットがあればよかったと。スマホとか、ちょっとしたゴミを入れる場所がないんですよ。
次回は小さめのポーチを持参させようと考えています。
あと、テントに荷物を置いて山頂アタックする時は、別途コンパクトになるアタックザックを用意しないといけませんね。
シンプルな軽量でバックパックを求めている人にはオススメですよー。来週は立山に行く予定です。