LG 29UM57 29型ウルトラワイドモニター レビュー
前から気になっていたLGの29型ウルトラワイドモニター「29UM57」を買ってみました。
最大解像度2560×1080という、21:9のまさにウルトラワイドに表示でき、目に優しいフリッカセーフ、ブルーライト低減モードも付いてます。
2016年現在、以下の「29UM58」が現行モデルとなっています。
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タイミングよくタイムセールがあり、さらにAmazonの春のセール(2016年4月10日まで)の10%OFF対象商品だったので、2万円代後半で購入できました。
いやー安くなったもんですね。2年前に同社の23.8型モニター買った時も2万5千円くらいしましたから。
と喜んでMacmini 2012モデルに設置してみたら、まさかの1960×1080のフルHDまでしか出力できず。
画面の両サイドが黒くなり、場所を取る以外は手持ちのモニターと何ら変わらないことに。
で、慌てて色々と調べたら、古いMacではこのモニターにうまく表示されないという情報がたくさんあるじゃないですか。
すぐに分かったのはMac Miniが2014年モデルならHDMI接続で表示されること、2012年モデルでもMac Mini本体のMini Display Port(Thunderbolt) から、モニター側のDisplay Portに繋げば2560×1080まで対応できるということ。
残念ながらMac Miniは2012年モデルだし、LGの29型ウルトラワイドモニターの中でも廉価版になるこのモデルには、入力端子がHDMIポート2つしかないのです。
手持ちのMini Display PortからHDMIへの変換ケーブルを利用したんですが、モニター側の入力がHDMIの時点でうまく表示できません。2k、4k対応ケーブルでも駄目でした。
あと5,000円出せばDisplay Port付きのゲーミングモデルになるので、2012年版のMac Miniを使っているならこちらを買うことをオススメします。
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安いのはスピーカーがないからだと思っていました。大きな罠がありましたよ。レビューをちゃんと見てればよかったです。
このままヤフオク行きが濃厚となりそうでしたが、三日三晩調べつくして無事に解決しました。今はちゃんと2560×1080で表示されています。
Mac Mini 2012年モデルで使う方法と簡単なレビューをします。
LG 29UM57 モニター 主な特徴と仕様
まずは何と言っても21:9で表示できるウルトラワイドモニターでしょう。
ゲーム用途はもちろん、画面を分割すれば1台で約2台分の表示ができるので、複数のアプリを同時に作業する人に最適だそう。
アプリで画面の分割を設定できる他、ここ2年くらいのLG製のモニターに付いてる「フリッカセーフ」、「ブルーライト低減モード」を設定できます。
仕様の詳細です。IPSのノングレア。前述してますが、スピーカー無し、入力端子はHDMIのみです。
保証
液晶とバックライトは3年保証です。
LG 29UM57モニター 開封
Amazonから箱に伝票が貼られてきました。比較するものがありませんが、箱からしてさすがにでかいです。
中にはモニター本体、スタンド、電源ケーブル、ACアダプター、HDMIケーブル1本、簡単な取説、DVD、保証書が入っていました。
組み立て
スタンドの組み立てはドライバーでネジを2本つなげ、台座に付属したネジで固定するだけ。1分で完了です。
台座が大きいので思っていたよりも安定しています。
スタンドの高さ
残念ながら昇降しないのです。机からモニターの下部までだいたい10cmほどの高さですね。
入力端子
今回、問題の引き金となったHDMIだけの入力端子です。1つをDisplay Portにしてくれれば良かったのに。コスト削減でしょうか。
チルト機構
前方に5度、後方に20度傾きます。
完成
完成したので初代の23型モニターと並べて表示してみました(モニターの画像は2560×1080表示できた後のものです)。ひと回り大きいですね。
ただ、縦幅は同じくらいなので通常の27型以上のような馬鹿でかい印象はありません。
操作
電源、画面操作、各種設定は中央下部のボタンひとつで操作します。
ボタンを押すと設定画面が表示されるので、前後左右にボタンを動かして操作します。
ゲームモードは2回押せば設定できます。やっぱり基本はゲーマー向けなんでしょうか。
その他、フリッカセーフモードへの切り替えなどは「menu」画面からさらに選択していきます。
面倒っちゃ面倒なんですが、手持ちの2台のモニターは右下に複数のボタンがあり、たまに触ってしまうことがあったんですよね。そういった意味では間違えなくていいかも。
画面分割機能
LGのアプリ「LG Screen Sprit」(要公式サイトからダウンロード)を使えば、簡単に画面を分割できます。OS El Captainの「Split View」と同じような機能ですが、こちらは4分割とか縦に3分割とか色々と指定できます。
個人的にはEl Captainにアップデートしたら「Sketch2」がクラッシュして使い物にならなくて、泣く泣くYosemiteに戻していたので嬉しい機能となりました。
上部のメニューバーから切り替えも簡単。
通常は2画面(均等)ですかね。このぐらい作業スペースがあれば、モニターを2台並べてデュアルモニターにする必要ありません。ウルトラワイドモニター1台で十分にまかなえそうです。
モニターアーム設置
そのまま使っても良かったんですが、今まで使っていたグリーンハウスのモニターアームがあるので取り付けました。
ちなみに、IKEAの安物デスクのため今まで設置していたモニターの重さ3.2kgに耐え切れず、天板が陥没してしまっています。
ちょっと分かりづらいですが、定規の下に影が見えると思います。
モニターも大型になり、スタンド無しの本体だけで4.7kgと重さも増したので、補強プレートも買いました。
グリーンハウス 液晶モニターアームをしっかり取り付ける モニターアーム補強プレート ブラック GH-AMPA
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天板上部に設置するプレートと下側に付けるクッション(粘着シート付き)のみのシンプルな内容。
いらないかなとも思ったんですが、かなり安定しました。今まではグラグラしていので。このモニターにアームを付けるなら買った方がいいかもですね。
Mac mini 2012で29UM57を表示させる方法
冒頭で記述しましたが、このモニターに2560×1080を表示させるのに苦労しました。
結論から言うと、Mac Mini 2012モデルは「Intel HD Graphics 4000」が搭載されているので物理的には2560×1080で表示できるにも関わらず、HDMIだけに制限(165 pixcel clock limiter)がかけられ、1920×1080までしか出力できないようです。
つまりこの制限を解除できれば表示できるわけですね。
ということでパッチを作ってくれた奇特な人がいるので、ファイルをダウンロードしてターミナルで起動すれば解決します。
ただ、厳密にはOSや各種条件によって変わると思うので、ここから先はあくまでひとつの成功例として認識して頂き、解除する方はあくまで自己責任でお願いします。
ちなみに当方の環境は以下のようになっています。
・Mac Mini 2012
・OS X Yosemite 10.10.5
① まずは以下のサイトからパッチをダウロードします。
https://github.com/Floris497/mac-pixel-clock-patch
「Download」をクリックするとダウンロードが始まります。
ファイルを解凍後、「mac-pixel-clock-patch-master」というフォルダから「macPixelClockPatcher.command」のファイルを「ダウンロード」フォルダの階層に上げます。
② ターミナルを起動して以下のコマンドを入力
上記サイトの「How to install Patch」の中ほどにある以下のコードをコピーして入力。
cd ~/Downloads chmod +x macPixelClockPatcher.command ./macPixelClockPatcher.command
その際、macパスワードの入力を求めれます。
成功すれば「Pay attention to the output – it should say it detected unpatched NVIDIA on (your OS X version) and patch it.Reboot your system」と表示されるので、再起動すれば完了です。
これでMac mini 2012モデルでも29UM57でちゃんと表示されるはずです。HDMI-HDMIでも問題ありません。
なお、Elcaptainにアップデートしていると、SIPというセキュリティーがかかっているそうで、このパッチを当てるにはターミナルでSIPをDisableする必要があるようです。
ただ、パッチを当てた後にSIPをEnableに戻すと、ドライバーの条件によってパッチが機能しないこともあるそうなんですよ。どうなんでしょうね。残念ながら、当方にはElcaptainの実機ないので確認できません。
まー、こんなことをしなくても、Mac Mini 2014だったり、Macbook Pro 2013だったり、最近のモデルならどのMacでも普通に表示されるし、WIndowsなら全く問題ないわけで。
さらにはDisplay Portの入力端子を持ったモニターでも普通に表示されるわけです。
今後、Yosemiteでもマイナーアップデートで使えなくなることもあるかもしれませんし。
あくまで、同じような症状で困っている人がいたらと思い公開しました。
追記:2016年12月16日
先日、OSを「macOS Sierra」にアップデートしたのに伴い、パッチの再設定をしました。「Sierra」の場合は上記のパッチファイルではなく、同じ方が開発した別ファイルを当てる必要があります。OS 10.12.2にも対応済みです。
ただ、前述した通り、「Elcaptain」以降はSIPを無効にすることが条件になるので、自己責任でお願います。(有効に戻すとパッチは無効になります)。
また、OSをマイナーアップデートした時は、以下の設定をもう一度やり直す必要あるのでご注意を。
まずは「Command+R」を押しながらMacを起動させます。ディスクユーティリティーからターミナルを起動し以下を入力(普通に起動させた状態だとSIPを無効にできません)。
csrutil disable
Macを再起動後、以下のサイトからパッチをダウンロード。
https://github.com/Floris497/mac-pixel-clock-patch-V2
パッチのフォルダを展開すると、中には3つファイルがあります。Mac Mini 2012の場合、GPUは「Intel Graphics」なので「CoreDisplay Patcher」を使います。
「CoeDisplay Patcher」を「ダウンロードの」階層へ移動。
ターミナルを起動し以下のコマンドを入力。
~/Downloads/CoreDisplay-patcher.command
その際、ログインパスワードの入力を求められます。
再起動後、「システム環境設定」からモニターの解像度を変更できるようになります。
デュアルモニター
無事に2560×1080で表示されるようになった29型「29UM57」と、23.8型「24MP76」のデュアルモニターにしました。初代の23型は実家行きです。
まとめ
LGのモニターも3台目なので、発色は想像してた範囲内でした。目に優しいEIZOとか比べると良くないんでしょうが、必要十分かと。
基本設定が発色がキツ目なので、上記の24MP76からブルーライト低減モードを半信半疑で使っていますが、確かに効果があるような気がします。写真を見る時に通常モードにすると目に刺さるような光の強さを感じますから。
Youtubeの21:9でアップロードされた映画のトレーラーとか見るとかなり迫力もあるので、今度映画を鑑賞してみます。そうなると少しいいスピーカーも欲しくなってきますね。今は24MP76のしょぼいスピーカーなので。
とりあえずAnkerのスピーカーでも買ってみることにします。
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ただ、このモニターをちゃんと使えるようになって2日間なので、細かいことは何とも言えないんですよね。作業スペースが増えたので満足はしていますが、、、
いずれにしも3万円弱で29型のモニターは安いと思いますよ。机のスペースがある、パソコンが対応しているなど、条件さえ合えば買いだと思います。Mac mini 2012モデルの人には無理してオススメはできません。他モデルを買った方がいいと思います。
2018年現在は、後継モデルの「29UM59」が実売3万円ほど。
Mac mini デュアルモニター化
先日、ブルーライト軽減モードを搭載した23.8インチのLGの液晶「24MP76HM-S」を2台目のモニターとして購入したので、Mac miniをデュアルモニター化しました。
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Macには以前からマルチディスプレイ機能というものがあり、デュアルモニターに対応していましたが、OS X 10.9 Mavericksからはその機能が強化されたということで楽しみです。
ただ、1つしかないMac miniのHDMIポートには、すでに1台目のモニターがつながっています。もう1台はThunderboltポートに接続しなければいけないんです。
で、追加で買ったのはMac LabのThnderbolt(minidisplay port)とHDMIの変換ケーブル。1000円以下と安いですがちゃんと使えました。
変換ケーブル到着
ケーブルの長さは1.8m。値段の割にはしっかりしています。
裏面を見ると、30日以内なら完全返金保証と書いてありますね。相談はAmazonカスタマーセンターのようです。
Mac miniを接続
Mac mini側のThenderboltポートと、モニター側のHDMIを接続すれば完了。もちろん、Macbook Airなどのその他の Apple製品にも対応しています。
Mac miniの設定
起動したら2つのモニターとも表示されたのですが、同じ画面が並んでいるだけ。別々に表示するには設定が必要になります。
①「システム環境設定」から「ディスプレイ」を選択
②「配置」を選択
③「ディプレイをミラーリング」のチェックを外す
以上でMac mini側の設定は終わり。
マルティディスプレー機能
OS 10.9からの強化ポイントは、両方のディスプレイがフルスクリーンに対応したことだそう。
今までは片方をフルスクリーンにすると、もう一方は画面が真っ黒になったそうです。
片方をフルスクリーンで動画を流して、もう一方で作業ができるわけですね。
何だかかえって作業効率が下がりそうな気配もしますが、、、、
ちなみにDockはカーソルを下部に持っていくことで、どちらのモニターにも表示可能です。片方ずつしか表示はされませんが。
ミッションコントロールを押すと、デスクトップ1と2という感じでそれぞれ表示されます。
まとめ
初めて、デュアルモニターにしてみましたが、かなりいいですね。今まではネットで調べながら、別の作業をする時にアプリの切り替えが必要だったので。大分楽になりました。動画三昧せずにちゃんと使えればかなり作業効率が上がるはず。
それに何かそれっぽいし。
今のところの問題は2台のモニターの高さと枠の色の違い、モニター2台分の配線でごちゃごちゃしてきたことくらいでしょうか。見た目だけの問題なのでいいですが、やっぱり机回りはスッキリしたいなー。
あと、欲を言えば右側のモニターの高さが少し低いんですよね。モニターアームを取り付ければ高さ調節ができてスタンドも無くなりすっきりするでしょう。どうしても気になるようだったら購入してみます。
今から2台のモニターを買うなら間違いなく同じメーカーで同じモデルとサイズの方がいいですね。
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追記:2018年5月10日
今ならモニターはこの辺りがお買い得かと。