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Shuttle ベアボーン NC01U レビュー

NC01U

実家の液晶一体型PC(Windows VIsta)が激遅なので、SSDに交換してみたらSATA1だったので大して体感速度は変わらず。

まー、10年弱前のPCの規格じゃそんなものなんでしょう。

そのままの状態で使うのもSSDがもったいないし、手持ちでDDR3 SO-DIMMの2GBメモリが2枚と23型モニターが余っているし、Vistaのサポートもあと1年で切れるし。

いい機会なので、Window10を入れベアボーンを組んでみることにしました。

で探してみたら、ベアボーンって低電圧のDDR3L対応ばかりなんですね。

SuttleのDS81など、DDR3でも使える少し古い機種が2〜3台ありましたけど、選択肢は限られています。

数日悩んだ結果、Shuttleの極小スリムベアボーン「NC01U」を購入しました。

「DS81」は手持ちのメモリが使え、デスクトップ向けのCPUを載せられるんでパワフルな仕様にもできる反面、そのCPUとBluetooth対応の無線LANカードを別途購入する必要があり、最低でも本体にプラス8,000円くらいかかります。

それに対し「NC01U」は、モバイル向けながら第5世代のCeleron 3205UのCPUとBluetooth4.0にも対応した無線LANカードがオンボードですが、低電圧のDDR3Lのメモリを別途購入する必要があります。

で、メモリの価格を調べたら、知らぬまにかなり安くなっているんですね。4GB2枚で4,000円ほどでした。手持ちは2GB2枚です。

あくまでたまに実家に帰った時のサブPCなので、ネットできれば十分なのです。というわけで出費が少なくてすみ、よりスタイリッシュな見た目の後者を選択しました。

ちなみに「NC01U」シリーズには、Core-i5を積んだモデルもありますがお高いです。

その他購入したもの

① 低電圧対応のメモリ  DDR3L-1600 SO-DIMM 4GBx2枚

数年前に比べたらまた安くなったもんです。

② Window10 Home パッケージ版

初めてパッケージ版のOSを購入しました。Windows8.1のDSP版を買ってアップグレードした方が若干安かったんですが、パッケージ版買っておいた方が面倒くさくないので。メディアはUSBです。

③ SSD 128GB

最初はこれだけ買ってVistaの高速化を考えましたが、PCがSATA1だったのでほとんど速度は上がらず。このSSDを活かすため今回ベアボーンを組むことにしました。SSDも安くなりましたね。

④ Bluetooh 無線マウス Logicool M336

2.4GhzのUSBレシーバータイプだと混線するので、Bluetoothのタイプにしました。軽くて小さ過ぎず大き過ぎず。使いやすい一品です。前に買った同じLogicoolのM187(白)は小さすぎて最悪でした。

Logicool M336 大きさ

5ボタン式で専用アプリを落とせば設定の変更が可能です。

本体、SSD、メモリ、マウス、Windows10で計4万6,000円くらいでした。

NC01U

キーボート、23型のモニターは手持ちの物を流用します。

また、購入は見送りましたがM.2スロットがあるので、対応のSSDを買えば2台のドライブが搭載できます。

NC01U 仕様

CPU 第5世代 Celeron3205U(1.5GHz)

オンボード
メモリ DDR3L 1300/1600 SO-DIMM

2スロット(最大16GB)
最大解像度 1920x1200px
端子 HDMIポートx1

mini Dispay Portx1
拡張スロット M.2×1
ドライブベイ SATA3/2.5インチx1(7mm厚)
フロント

インターフェイス
USB3.0x2

ヘッドフォン出力x1

SDカードリーダーx1
バック

インターフェイス
RS232ポートx1

USB2.0x2
電源 65W ACアダプター
ワイヤレス IEEE 802.11b/g/n/ac

Bluetooth4.0
VESAマウント 有り

NC01U 保証期間

メーカーの保証期間は1年間。箱に貼られた粗悪なシールが保証書のようです。

NC01U 保証

NC01U開封

本体、電源ケーブル、アダプター、SATAケーブル、スタンド、モニターの背面に付けるマウント、説明書、CDが入っています。

NC01U 内容物

本体は14cm x 14cm x 3cmとMac miniよりも二回りくらい小さいです。

Mac miniとの比較

組み立て

組み立てと言っても、2枚のメモリ、SSDを取り付けるだけの簡単仕様。

ただ、極小構造の関係でカバーを外しただけでは、メモリ1枚分とM2スロットのSSDの取り付けはできません。

一度、ケースから基盤を外す必要があります。

カラーの説明書を見るか、Youtubeにアップロードされた公式の動画を見て組み立てていきましょう。

NC01U explain

① 本体の裏面カバーを開ける

裏面のクッション(2カ所)を取り、ドライバーで2つのネジを外して開封します。

NC01U 裏

カバーはしっかり収まっていて外しずらいので、マイナスドライバーなど平らなもの隙間に入れながらゆっくりとカバーを取りましょう。

② Wirelessカードのネジを外す

Wirelessカードに取り付けられたネジを1本外し、基盤から外します。

NC01U wirelessカード 取り外し

この時、テープで取り付けられた2本の導線を切らないように外側に逃します。

NC01U 無線

③ 本体から基盤を取り出す

矢印マークが付いたネジを3本外して、本体から基盤を取り出します。

NC01U 本体から基盤を外すネジ

本体を取り出したら裏返しにします。

NC01U 裏返し

④ 1枚目のメモリの取り付け

メモリのスロットはM2スロットの下にあるので、ネジを2本外します。

NC01U M2スロット 取り外し

M2スロットをペロッと返すと、メモリの取り付け口が出てきます。

NC01U メモリ 装着

メモリを斜めに差し込んでカチッと音がするまで押し込み固定します。

NC01U メモリ装着

M2スロットを元に戻します(M2のSSDを利用する場合はここで差し込みましょう)。

⑤ 2枚目のメモリの取り付け

基盤を表に返し、銀色のペラペラをめくり、メモリスロットに2枚目を差し込みます。

NC01U メモリ 表面

⑥ 2.5インチSSDの取り付け

本体に2本ネジで付属のマウントを取りけます。

NC01U SSD 装着

マウンタを取り付けたSSDにSATAケーブルを差し込みます。

NC01U SSD 装着 ケーブル

SATAケーブルを差し込む白い部分を指で引き出します。

NC01U SATAケーブル

導線の青い面を手前に見せた状態で基盤に差し込み、白い部分を押し込みます。

NC01U SSD 装着 ケーブル差し込み 青色

ネジ2本で本体とSSDを固定します。

NC01U SSD 装着

これで組み立ては完了。最初のカバーを外すのと、基盤を外す以外は簡単です。15〜30分くらいでかね。

Windows10 インストール

続いてWindow10をインストールします。こちらも手順を追っていくだけでとても簡単です。

① BIOSの設定をUSB優先にする

Windows10のUSBを差し込み、パソコンの電源を入れます。

NC01U Windows10 インストール

ESCキーでデバイス設定画面を開き、USBを優先(Option #1)に切り替え起動させます。

BIOS設定

パッケージ版はこの時点で64bitか32bitを選択します。通常は64bitで問題ないでしょう。

② Window10のセットアップ

手順に従いインストールを進めていきます。

言語やキーボードの種類を選択して「次へ」をクリック。

NC01U Windows10 インストール 64ビット選択

認証画面でプロダクトキーを入力します。キーはパッケージ版に付属する鍵の絵が描かれた紙に記載されています。

Window10 プロダクトキーNC01U Windows10 インストール シリアル番号

ライセンス条項を読み、「同意します」にチェックして「次へ」をクリック

Window10 インストール

インストールの種類を選択します。今回はSSDをフォーマットして新たにインストールするので「カスタム」を選択します。

NC01U Windows10 インストール

一度Visitaを移行させていたため、「フォーマット」をクリックして初期化しました。更のSSDの場合、この行程は不要になります。

NC01U Windows10 インストール

フォーマットの確認画面で「OK」をクリック。

NC01U Windows10 インストール

フォーマットが終わったら「次へ」をクリック。

NC01U Windows10 インストール

15分ほどでインストールが完了しました。

NC01U Windows10 インストール

完成

というわけで、組み立てからインストールまで約30〜40分で完成しました。

NC01U 完成

公式には最大解像度は1920x1200pxとのことでしたが、2560×1080のウルトラワイドモニターにHDMIケーブルで繋いだらちゃんと認識しました。

Macminiではかなり苦労したんですけどね。

参照記事:LG 29UM57 レビュー

エクスペリエンスで検証

どのくらいのパフォーマンスなのか、エクスペリエンスで検証してみました。

エクスペリエンス

モバイル用のCeleronですから、プロセッサとグラフィックスはこんなもんでしょうね。SSDとメモリは8GB積んでいるで7以上のスコアがでています。

ゲーム用グラフィックスはバグでしょう。

続いてSSDの速度も検証してみました。

SSD 速度

まとめ

ネットだけなら全くストレスを感じませんし、全体的に動きもキビキビです。Youtubeなんかもスムーズに見られますし、メインのPCでも全然使えそうですよ。

低予算で小さなPCを欲しい人にはオススメなんじゃないでしょうか。

mSATAのSSDしか使えませんが、Core i3搭載のこのモデルがいいかもです。SSDを持っていなければこれを買っていましたね。

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